つ れ づ れ か き つ ら ね

日々を書き連ね 書き散らす。

勤務間インターバル規制

最初の書き散らしの内容がコレ、というのもなんだけど。

「勤務間インターバル規制」*1

対策としてはとても有効なシステムだけど企業側の負担が大きい。しかしながら導入を始めた大手企業もわずかながらもチラホラ出てきている。でも中小では特に難しいだろうなあ。

それにしても自分の現役時代にこの制度が整備・遵守されていたらどんなに良かったか。給料の右肩上がりが保証ないまま、ドロップアウトするか、馬車馬のように走り抜けるしかなかった平成のサラリーマン戦士。そして酷使した身体のほころびは忘れた頃にやってきて、今はもう関わりのない会社のために身をすり減らしてしまったことに気づき後悔する。会社は最終的には赤の他人。赤の他人に尽くして自分の健康を失うなんて愚かなことである。

今、一億総活躍とかで政府は必死に音頭を取っているが、そもそも規定時間を越えての就業についてもっと厳格に規制するべきだったと思う。その条件下の中で企業も工夫して今頃、新たな形の雇用も生まれていたかもしれない。過労死も減り、ブラックな業務であっても時間的な面では問題が軽減されただろうし余暇も増えていた。給料は上がらなくとも、安定と堅実の生活の中で、少しずつでも消費は増えていたかもしれない。会社側にだけ都合のいい見なし残業を含んだ給与形態もこれで一掃できたような気がする。三六協定の意味が分らない。それと労働基準監督署って何してるの?といつも思ってたけど、改めてその不明瞭さを思い出した次第です。

この制度、なかなか日本全体にはすぐには行き渡らないだろうけど、まずは来年春に導入予定の高度プロフェッショナル制(ホワイトカラーエグゼンプション)の中では導入される可能性があるので、今となってはほぼ関係ない立場だけど注視しておきたい。